【漢文】「何如」と「如何」の違い知ってますか?
こんにちは!あやかです!
今回は漢文の
「何如」と「如何」の違い
について紹介します。
そんなの知ってるし、と思う方。
ここで見るのをやめても
構いません。
知らないと思ったあなたは
今すぐここで学びましょう。
何度か言っていますが、
入試は基礎事項を
やってこなかった人が
引っ掛かるようにできています。
この「何如」と「如何」は、
その典型的な例で、
これを白文で出題して、
意味を入れ替えれば、
何もしなくても
受験生が引っ掛かってくれるので
非常に問題が
作りやすいのです。
あなたは、出題者の手の平の上で
転がされたいですか。
嫌ですよね。
ならば、今ここで
習得しましょう。
【―何如】
読み方→ ―(ハ)いかん
訳 → ―(は)どうであるのか
訳を覚えるのが難しい
と思いますが、
漢字が「何の如し」なので
なんのようであるのか?
→どうであるのか
と覚えましょう。
【―如何】
読み方→ ―(ハ)いかんセン
訳 → —(は)どうすればよいのか
先ほどの「何如」と比べると
読みに「セン」が足されて
訳が変化したことが
見てわかると思います。
漢字だと
「如しくするには何をするか」
「そのようにするにはなにをするか」
→どうすればよいのか
と解釈できます。
どうですか、意外と簡単ですよね。
ここまで、学んだあなた。
次の例文の赤線部を訳してみましょう。
「五十歩をもって百歩を
笑はば、則ち何如。」
正解は
「どうであるのか」です。
全訳をすると、
「五十歩(逃げた人)が百歩(逃げた人)を
笑ったならば、どうであるのか」
になります。
どうですか?できましたか?
これができたら、あなたはもう
「いかん」マスターです。